диалог
「…なるほどコレか…」
「何か分かったんですか?」
「い、いえいえ別に!(カチカチカチ)」
「あれ、これなんです?どうして私の名前がついてるの?」
「何が入ってるの?見せて見せて」
「こ、これはそのなんだ、なんでしょうね、きっとなんでもないでしょう!」
「何やってんのあんた達」
「着替えるから」
「好きにしたらいい」
「着替えるって言ってるでしょ!?」
「だから?」
「……ッ!!」
「出てけェェーーッ!!」
「ちょっとそこ座れ!」「まるで仲のいい姉妹ですねぇー」
「キョン…!キョン!」
(まだ目覚ましは鳴ってないだろぉ…?)
「起きてよ!起きろってんでしょうが!」
「気味が悪い…どうなってんのよ、なんなのよ、さっぱり分からない…」харухи у окна
「古泉か!?遅かったな…!」
「やあ、どうも」
「正直に言いましょう…これは異常事態です。普通の閉鎖空間なら僕はなんとか侵入できます、
しかし今回はこんな不完全な形態…しかも仲間の力を借りてやっとなんです。
それも長くは持たないでしょう、我々に宿った能力は今にも消えようとしているんです」
「どうなってるんだ、ここにいるのはハルヒと俺だけなのか!?」
「その通り。とうとう涼宮さんは現実世界に愛想を尽かして、新しい世界を創造することに決めたようです
神を失ったこちらの世界がどうなるのか、誰にも分かりません。涼宮さんが慈悲深ければ
このまま何事もなく存続する可能性もありますが、次の瞬間には無に帰する可能性も有り得ます」
「俺がここに居るのはどういうわけだ!?」
「あなたは涼宮さんに選ばれたんですよ、こちらの世界から唯一共にいたいと思ったのがあなたです」
「…こんな灰色の世界で、俺はハルヒと2人で暮らさなければならんのか」
「アダムとイヴですよ。産めや増やせでいいじゃないですか」
「殴るぞお前…」
「冗談です。…そろそろ限界のようです。このまま行くと、あなた方とはもう会えそうにありませんね。
僕としては、あなたと涼宮さんともう少し付き合ってみたかったので…惜しい気分でもあります。
そうそう、朝比奈みくると長門有希からの伝言を言付かっていました。
朝比奈みくるからは『ごめんなさい、私のせいです』と、
長門有希からは『パソコンの電源を入れるように』と…それでは」
ドガアアアアン!
「キョン!なんか出た!何アレ、怪物!?蜃気楼じゃないわよね!」
「なんなんだろうホント!この変な世界もあの巨人も!
どうしてだろう、今ちょっと楽しいな…!」
「…元の世界へ帰りたいと思わないか!?SOS団はどうするんだ
お前が作った団体だろう、放ったらかしかよ!」
「いいのよもう!だって私自身がとっても面白そうな体験をしてるんだし、
もう不思議なことを探す必要もないわ!」
「俺は戻りたい…!こんな状態に置かれて発見したよ、
俺はなんだかんだ言って今までの暮らしが結構好きだったんだな…
アホの谷口や国木田も、古泉や長門や朝比奈さんも…
俺は連中ともう一度会いたい!まだ話すことがいっぱい残ってる気がするんだ!」
「会えるわよきっと、この世界だっていつまでも闇に包まれてるわけじゃない。
私には分かるの!」
「そうじゃない、この世界のことじゃないんだ!
元の世界のあいつらに俺は会いたいんだよ!」
「…意味分かんない…!
перед поцелуем
「…俺、実はポニーテール萌えなんだ。いつだったかお前のポニーテールは、
反則的なまでに似合っていたぞ!」
「はあ!?バカじゃないの!?んっ…?」
チューキター!!
「んぐっ」
「な、なんつー夢見ちまったんだ!フロイト先生も爆笑だぜ!」
「よう、元気か」
「元気じゃないわね、昨日悪夢を見たから。おかげで全然寝れやしなかったのよ
今日ほど休もうと思った日もないわね」
「ハルヒ」
「なに」
「似合ってるぞ」
「……」
あなたには感謝すべきなんでしょうね、僕のアルバイトもしばらく終わりそうにありません。
まあこの世界が昨日の晩にできたばかりという可能性も、否定できないわけですが…
でも、あなたと涼宮さんにまた会えて光栄です。また放課後に」
「あなたと涼宮ハルヒは、2時間30分この世から消えていた」
「お前みたいな奴は、お前の他にどれだけ地球にいるんだ?」
「けっこう」
「また朝倉みたいなのに俺は襲われたりするのか…?」
「大丈夫…私がさせない」