станция Китагути

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    Бесконечная восьмёрка IV

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    Бесконечная восьмёрка IV Empty Бесконечная восьмёрка IV

    Сообщение  Редактор Чт Июл 16, 2015 12:17 am

    статья

    Endless Eight IV
    エンド レスエイト IV

    пятая серия второго сезона и пятнадцатая серия "нового сезона".
    Дата выхода на экран- 9 июля 2009 г.
    В оригинале: пятый том, точнее: рассказ "Endless Eight".
    Идут последние две недели летних каникул. Героев продолжает предследовать чувство дежа вю. Кён опять замечает необычно подавленное состояние Нагато. Они снова раскрывают факт зацикленности времени.

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    Бесконечная восьмёрка IV Empty Re: Бесконечная восьмёрка IV

    Сообщение  Редактор Чт Июл 16, 2015 12:18 am

    статья

    Бесконечная восьмёрка IV 5764705
     Это 15 513-й повтор конца каникул.

    Бесконечная восьмёрка IV 5753453
     Название написано в форме квадрата.

    Бесконечная восьмёрка IV 5736045
     В этой серии Кёна обуревает особо сильное дежа вю. Он время от времени предсказывает будущее: увидел что зазвонил телефон еще до того, как раздался сигнал, предсказал слова Харухи еще до того, как она их произнесла.

    Бесконечная восьмёрка IV 5705325
    план Харухи

    Бесконечная восьмёрка IV 5761644
    ∞ В этот раз Нагато выбрала вот такую маску.

    Бесконечная восьмёрка IV 5754476
    ∞ Нагато поймала жука семейства Lucanidae. Отсутствие одной из жвал возможно вызвано гинандроморфизмом - редким генетическим отклонением, при котором в теле особи смешиваются признаки разных полов.

    Бесконечная восьмёрка IV 5756527
    ∞ По атмосфере этот эпизод наиболее мрачный из всей арки.


    Бесконечная восьмёрка IV 5726831
    ∞В этой серии моменты дежа вю и сцена, в которой Кён узнает все ли у Нагато в порядке, сопровождаются более мрачной и тревожной цветовой гаммой и музыкой.

    Бесконечная восьмёрка IV 5711471
    ∞ В этом эпизоде внимание зрителя то и дело привлекают к облакам. Серия начинается с пейзажа с облаком. Несколько раз в течение эпизода Кён поднимает глаза и вглядывается в белые небесные тела. И, естественно, они постоянно появляются на заднем плане.


    Бесконечная восьмёрка IV 5714542
    ∞Облако на заставке телефона Кёна. Хоть эта заставка у него весь сезон, в этой серии она пришлась очень кстати.

    Бесконечная восьмёрка IV 5725802
    ∞ Облако, теперь с самолетиком, еще раз появляется на спине майки Асахины-сан.


    Бесконечная восьмёрка IV 5749345
    ∞ Эта же картинка есть в фильме, что смотрела Команда СОС.

    Бесконечная восьмёрка IV 5728865
    ∞ Лейтмотив облаков и самолета продолжается в монтажных приемах во время диалога в парке и финальной сцены в кафе.

    Бесконечная восьмёрка IV 5724769
    ∞Единственное, что Кён оставил в тетради: рисунок самолета.
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    Бесконечная восьмёрка IV Empty Re: Бесконечная восьмёрка IV

    Сообщение  Редактор Сб Янв 29, 2022 9:02 am

    キョン)何かがおかしいなんとなくそんな気がした
    俺とは縁もゆかりもない県同士の試合を
    なんとなく眺めていると
    なんとなくだがハルヒが騒ぎだしそうな
    そんな予感がした
    (キョン)あ…
    (テレビ:アナウンサー)三塁側の応援の声もまだ熱気を失っていません
    (携帯電話の着信音)(キョン)んっ
    (キョンの妹)キョン君電話
    言われんでも分かってる
    (ハルヒ)あっキョン?あんた今日暇でしょ
    ん…
    (ハルヒ)2時ジャストに駅前集合だからちゃんと来なさいよ
    (通話が切れた音)
    (キョン)俺はまだひと言もしゃべっとらんのだが
    (携帯電話の着信音)(キョン)あっ
    なんだ?
    (ハルヒ)持参物を言い忘れてたわ
    水着一式と十分なお金ねあと必ず…
    自転車に乗ってくんだろ
    (ハルヒ)ん?そうよ分かってるじゃない遅れたらおごりだから
    (通話が切れた音)(キョン)ん?
    俺今なんで自転車のことを…
    (打球音)(キョン)あっ
    (アナウンサー)打った!大きい!大きい!
    (妹)あっこれ入るんじゃないかな
    (アナウンサー)入りました
    (妹)ほらね
    (キョン)水着どこしまったんだっけ?
    夏ももう終わりだ
    ♪~
    ~♪
    (ハルヒ)遅いわよキョン
    (キョン)へいへい
    遅れてすいませんね
    (みくる)あたしも来たとこですから
    (ハルヒ)まったくもっとやる気を見せなさいよ
    じゃあ全員そろったし出発しましょ
    行くってどこに?
    市民プールに決まってるじゃない
    (キョン)なるほどこの用意ならそうだろうな
    あっ
    失った時間は決して取り戻すことができないのよ
    だからやるのこのたった一度きりの高1の夏に!
    ああ…
    (ハルヒ)こらキョン聞いてんの?
    おっ…おう
    ちなみにプールまでは自転車で行くわよ
    ああお前らはどこ止めてるんだ?
    (古泉(こいずみ))いえ自転車はあなたと僕の2台だけです
    へっ?
    (キョン)それはつまり…
    こういうことかい!
    ほらキョン古泉君に負けちゃダメよ
    では出発進行!
    (キョン)鬼!羅刹(らせつ)!
    (キョン)ハァ…
    こらキョン!
    これから遊ぼうってのに何へばってんの?
    (キョン)誰のせいだ誰の!
    (ハルヒ)うんこの人ごみこの消毒液のにおい
    いかにもって気がするわ
    ほらさっさと荷物置く場所確保して泳ぎに行きましょ
    (キョン)おう
    (ハルヒ)キャハ!(キョン)…ってあっこら
    (飛び込む音)
    飛び込み禁止の文字が読めんのかあいつは
    プハッ!
    水がぬるくて気持ちいいわよ
    みくるちゃん有希(ゆき)!
    (キョン)はあ…先に行ってください
    ほっとくとうるさいですからあいつ
    あっじゃあ…
    涼宮(すずみや)さ~ん待ってくださ~い
    (ハルヒ)んもう遅い!
    (みくる)あっちょっ引っ張ったら危ないで…わあ~
    ハハッ何やら平和を感じますね
    あ?
    いえ涼宮さんですよ
    結構常識的な楽しみ方を身につけてきたと思いませんか?
    いきなり電話かけてきて
    一方的に用件だけ言って切っちまうような誘い方が
    常識的なのか?
    (古泉)そのくらい僕から言わせてもらえばなんでもありませんよ
    ああやって楽しげに笑っている涼宮さんは
    この世を揺るがすようなことはしないでしょうから
    (キョン)だといいのだが…
    (古泉)ん?(キョン)あっどうした?
    いえ
    多分僕の気のせいですよ
    春先からいろいろあったせいで―
    ちょっと神経質になっているんでしょう
    (キョン)変なのあっいつもか
    (子供たち)アハハハ
    (ハルヒ)こら!(キョン)やれやれ
    市民プールというよりは庶民プールだな
    ん?あいつあんなとこにいたのか
    なんだ?1人で何をやって…
    何?
    なんだこの感覚
    俺は前にもこんな光景を…こんな長門(ながと)を見たような…
    (ハルヒ)キョン!
    おっ
    (キョン)ハルヒ
    ああそれで確かハルヒはこんなことを言いだすんだ
    “この2人があたしの団員よ”
    “なんでも言うこと聞くからなんでも…”
    言っちゃいなさい!
    あ…
    (ハルヒ)水中サッカーをやるのよ全員参加だからね
    有希!
    (キョン)予知能力でも備わったのか俺は
    (ハルヒ)はいキョンボール!
    (キョン)でもないらしい
    まったまたまだろよくあることだデジャヴなんて
    活動内容を考えたわよ
    (キョン)なんだそれは?
    残り少ない夏休みをどうやって過ごすかの予定表よ
    (キョン)これを2週間足らずで?
    (ハルヒ)みくるちゃんやりたいことある?
    (みくる)え~っと金魚すくいとか…
    (ハルヒ)オーケー金魚すくいっと
    すいませんちょっと失礼
    ん…
    (古泉)ん?(キョン)あっ
    フフ
    どうも
    (ハルヒ)じゃああしたから決行よ
    この近くで盆踊りやってるとこある?
    花火大会でもいいけど
    (古泉)僕が調べておきましょう追って連絡します
    (ハルヒ)金魚すくいも忘れないでね
    みくるちゃんたっての希望なんだから
    (キョン)また払いは俺かよ
    (ハルヒ)遅れたらおごりって言ったでしょ
    じゃあ今日はこれで解散じゃあね!
    では僕も
    (みくる)じゃあまた(キョン)はい
    (自転車の鍵を開ける音)
    ああ…
    長門!
    あっいやなんでもないんだけどな
    最近どうだ元気にしてるか?
    (長門)元気
    (キョン)そっか…そりゃよかった
    (長門)そう
    あっああ…
    ああいやそれだけなんだが
    悪かったな引き止めて
    (キョン)なんだ?
    俺なんで声なんてかけたんだ?
    (キョン)翌朝またハルヒから電話があった
    “盆踊りの会場が見つかった今夜市民運動場”だそうだ
    (ハルヒ)お待たせ!
    (キョン)遅え…っておお!
    (古泉)皆さんよくお似合いですよ
    当然よあたしが選んだんだから
    特にみくるちゃんさすがあたしの見立てね!
    (キョン)朝比奈(あさひな)さん…いい!いい!
    (和太鼓の音)
    わあ~!
    え~っと肝心のものはどこにあるのかしら?
    (キョン)なんだ?最近来たような気がするな
    あのやぐらあの出店何か見覚えが…
    (ハルヒ)あっみくるちゃん!(キョン)あっ
    (ハルヒ)ほらあなたがやりたがってた金魚すくいよ!
    じゃんじゃんすくいましょ
    あああ!す…涼宮さん待ってくださ~い
    我々もやりますか?
    いやいいわ
    それより長門
    食いもんとかどうだ?
    あ?
    ん?
    そんなもんに興味あるのか
    へえどれだ?
    (長門)いい(キョン)えっ?
    これ
    (おじさん)はいよ!800円ね
    (キョン)なんとなく世話になってる気がするから
    それくらい買ってやってもよかったんだが
    (ハルヒ)13匹!でもまあそんなにいらないし
    みくるちゃんとあたしで1匹ずつもらってきたわけ
    ほら1個だけなら食べていいわよ
    ありがとよ
    あれ有希そのお面どうしたの?
    買った
    ふ~んそう
    さて次は花火よまとめて今日やっちゃいましょう!
    (キョン)とにかく夏で夏休みだった
    だからできれば忘れたいのだが1つ引っかかっていることがあった
    (ハルヒ)あしたは昆虫採集ね
    (キョン)ハルヒよ(ハルヒ)ん?
    (キョン)遊ぶのはいいんだが宿題終わってるのか?
    宿題?あんなもの3日もあればできるじゃない
    なっ!
    あんな面倒なもの先にちゃっちゃと片付けて―
    遊び倒すの
    それが夏休みの正しい過ごし方よ
    (キョン)くっ…天はなんと不公平なのか
    みんなあしたは昆虫採集よ
    それもセミ限定!\NSOS団内セミ捕り合戦よ
    (キョン)そして翌日はこれでもかというくらいの日本晴れ
    SOS団内セミ捕り合戦はそんな中で行われた
    各人ともそれなりに健闘したようだが
    やはりというかなんというか優勝者はハルヒとなった
    (ハルヒ)やっぱりキャッチ&リリースの精神は必要よね
    逃がしてあげたら将来恩返しに来てくれるかもしれないし
    (キョン)余命少ないセミに何を求めるつもりだ
    なんか箱を開けたパンドラって気分だな
    (キョン)その翌日俺たちはなんだか分からないままに
    カエルの着ぐるみを着てスーパーの店先で
    風船を配るアルバイトをしていたのだった
    (キョン)ふう
    (みくる)ふえ~ん
    パージしたヴァーチェの気持ちがよく分かるぜ
    (ドアが開く音)
    (ハルヒ)みんなお疲れ!
    (キョン)なんだこの待遇の差は
    ご苦労さん店長のおっちゃんも感謝してたわよ
    (キョン)おっちゃんの感謝などいらんバイト代は?
    (ハルヒ)これよ(キョン)はっ?
    (ハルヒ)あたし前からこれが欲しかったのよね
    おっちゃんもみくるちゃんに免じて
    くれるって言ってくれたの
    あ…ふえ~
    (キョン)俺たちはそんなことのために額に汗して働いたのか
    (ハルヒ)部室に記念に飾っときましょ
    みくるちゃんいつでも好きな時にこれ着ていいわよ
    あたしが許すわ!
    (みくる)あっえっとその…ありがとうございます~
    (キョン)その夜俺から安眠を奪ったのはまたしても一本の電話だった
    ああうっせえ…
    ああんっ…
    んん…
    (携帯電話の着信音)(キョン)んんうっせえ…クソ
    ああはい
    (みくる)ううう…
    はっ!
    (みくる)キョンく~ん…
    朝比奈さん?
    (みくる)はいあたしです~ひっく…
    とてもよくないことが…うっうっ…
    このままじゃあたし…うっうええ…
    あっあの…
    (古泉)どうも古泉です
    なんでお前が朝比奈さんと一緒なんだよ
    (古泉)ちょっとした事情がありましてね今から来ていただけますか?
    (キョン)すぐ行くすぐ行く
    (自転車を置く音)朝比奈さん!
    一体どうしたんですか?
    (みくる)うう…
    キョン君あたし…未来に…
    (キョン)み…未来?
    帰れなくなりました~
    (古泉)つまりこういうことです
    我々は同じ時間を延々とループしているのですよ
    (キョン)そんな非現実的なことを明るく言われてもな
    お前自分が何言ってるのか分かってるのか?
    (古泉)分かっていますこれ以上ないくらいにね
    さっき朝比奈さんとも話し合ったのですが
    (キョン)呼べよ俺もその話し合いに
    (古泉)その結果ここ最近の時間の流れが
    おかしくなっていることに気付きました
    これは朝比奈さんの功績と言ってもいいでしょう
    おかげで僕にも確信が持てました
    なんの確信だよ
    (古泉)我々は同じ時間を
    もう何度も繰り返しているということのようです
    それはさっき聞いた
    (古泉)正確には8月17日から31日の間ですね
    僕たちは終わりなき夏休みの真っただ中にいるわけですよ
    (キョン)確かに今は夏休みだが
    (古泉)決して終わらないエンドレスサマーです
    今この世界は―
    9月1日以降の時間がなくなってしまっているんですよ
    朝比奈さんが未来に帰れなくなったのはそのためです
    当然と言えるでしょう
    物理的ノーフューチャーのどこが当然だ
    誰がそれを信じるんだ
    (みくる)ひっく…うう…
    (古泉)少なくともあなたには信じてもらいたいところです
    じゃあ俺たちはあの閉鎖空間みたいなものに
    閉じ込められているのか?
    (古泉)いえそうではありません
    一部の時間のみが切り取られているのですよ
    8月31日の24時ジャストになった瞬間
    全てがリセットされて
    17日に戻ってくるというプロセスです
    また時間がどうとかいう話か
    まあ未来人が交じってんだからしかたないのかもしれんが
    (古泉)いえ(キョン)あっ
    (古泉)この件に朝比奈さんは無関係です
    じゃあ原因は…
    (古泉)涼宮さんでしょう
    はあ…
    (古泉)本人は無自覚でしょうが
    夏休みを終わらせたくないという思いが
    どこかにあるのでしょうね
    (キョン)なんだそりゃ?悔いでも残ってるのか
    (古泉)そうだと思います
    恐らく―
    夏休みにやり残したことがあると感じているのではないでしょうか
    (キョン)うう…
    で俺にどうしろと?
    それが分かれば解決したも同然ですね
    はあ…なんか楽しそうだな
    ここ最近頻繁にあった既視感の謎が
    ようやく解けたものですから
    (キョン)なあひょっとしてあれは世界中の人が感じているのか?
    (古泉)それはないようです
    僕やあなたは特殊な事例なんですよ
    涼宮さんに近しい人間ほど
    この異常を感じ取れることになっているようです
    ハルヒはどうなんだ?ちょっとでも自覚あるのか
    (古泉)まったくしていないようですね
    してもらっては困るというのもありますが
    ただ既視感どころか
    繰り返される時間全ての記憶を持った者が
    確実に1人いるのではないかと僕は考えています
    そりゃぞっとせん話だな
    誰だよそりゃ?
    言わずとも分かるでしょ
    時空を超越している情報思念体ならあるいは…
    (キョン)長門そうなのか?
    (長門)そう
    (キョン)全部覚えてるのか?
    (長門)そう
    (キョン)ちなみにその繰り返しとやらは今何回目だ?
    (長門)今回が1万5,513回目に該当する
    あっ…
    (キョン)1万5,513?
    1万5,513ってなんだ?
    長門お前は何を言ってるんだ
    (キョン)それはマジな話なのか
    (長門)そう
    (キョン)それだけの回数―
    俺たちはまったく同じことを繰り返してきたってのか
    (長門)必ずしもそうではない
    (キョン)えっ?というと?
    (長門)1万5,513回中盆踊りに行かなかったパターンが
    2,391回目と1万1,054回目の2回ある
    また盆踊りに行ったが金魚すくいをしなかったパターンが
    437回ある
    アルバイトを行ったのは9,031回であるが
    その内容は6つに分岐する
    風船配り以外では荷物運びレジ打ちビラ配り
    (長門)電話番…(キョン)いやもういい
    (キョン)1万5,513回目
    長門はそう言った
    かける2週間で…え~っと約594年分だ
    それだけの時間をただ一人しっかり記憶を持ったまま
    何度も何度もやり直してきたってのか
    長門お前は一体今までどんな気持ちだったんだ?
    フフ
    (ハルヒ)いないのかしら?(キョン)あ?
    (ハルヒ)火星人
    (キョン)あんまりいてほしくないな
    (ハルヒ)多分地下で暮らすような遠慮がちな人種なのね
    きっと友好的な連中よ
    (キョン)そうとは限らんだろ
    (ハルヒ)もう飽きてきちゃった\NUFO探しましょUFO!
    (キョン)一体何がしたいんだろうなこいつは
    (古泉)さてなんでしょうね
    それが分かれば解決したも同然ですが
    ああ!試しにこういうのはどうです?
    (キョン)ん?
    涼宮さんを後ろから突然抱きしめて
    耳元で“アイラブユー”とささやくんです
    誰がそれをするんだ?
    あなた以外に適役がいますかね
    拒否権を発動するぜテコでもやらん!
    しかたないですねじゃ代わりに僕が
    冗談です
    僕では役者が不足しています
    涼宮さんを余計混乱させるだけでしょうね
    ん…
    (打球音)
    (キョン)なあ長門
    お前は朝比奈さんが言いだす前から
    繰り返しに気付いていたんだよな?
    そう
    だったらどうして黙ってたんだ?
    私の役目は観測だから
    なるほど(打球音)
    (ファンファーレ)(ハルヒ)やった~!
    見なさ~いホームランよ!
    (キョン)それからも俺たちは動きずくめだった
    本物の花火大会にも行ったハゼ釣り大会にも参加した
    他にも肝試し海水浴ボウリングカラオケ映画のハシゴ
    もちろん―
    それでハルヒが満足しているはずがないとは思っていたが
    だからといって何か手を打つわけでもなく
    それでも夏休みの残りの日にちだけは
    確実に減っていった
    そしてやって来た8月30日
    (ハルヒ)これで課題はひととおり終わったわね
    う~んこんなんでよかったのかしら
    でも…うんこんなもんよね
    ねえみんな他に何かやりたいことない?
    ん?
    まあいいわ
    この夏はいっぱいいろんなことができたから―
    もう十分よね
    (キョン)いいやよくないお前はまだ満足してないはずだ
    じゃあ今日はこれで終了!
    あしたは予備日に空けておいたけどそのまま休みにしちゃっていいわ
    またあさって部室で会いましょ
    (キョン)待て待てよハルヒ
    ダメなんだよここでお前を帰したら
    ここでお前を帰したらあの1万何千回と繰り返してきた
    あの2週間をまた延々と繰り返すはめになっちまう
    でも何をすべきなんだ?何を言うべきなんだ?
    ハルヒの言葉の中にそのヒントはあったはずだ
    だがそれはなんだ?
    あいつは今までなんて言ってきた?
    ダメだ分からない
    待て待てよ!
    ハルヒ
    (店員)ありがとうございました
    (キョン)8月31日宿題手つかず
    もう知らんどうにもでもなれだ
    もしまた繰り返すんなら
    宿題なんぞやったところで意味はないしな
    あしたが来ようが来まいが
    それはそん時の俺がなんとかするしかないか
    (キョン)はあ…
    (足音)
    (電気を消す音)
    ♪~
    ~♪

      Текущее время Пн Май 06, 2024 7:44 pm